「家族がインフルエンザになった。自分もうつるのではないか心配…」
「仕事や受験など、どうしても休めない予定がある」
このようなご相談をいただくことがあります。
インフルエンザは、家庭内など近い距離で生活している方に感染が広がることがあります。
いちはしメディカルクリニックでは、インフルエンザ患者さんとの接触後に、
発症予防を目的としてオセルタミビル(タミフルの成分)の予防投与を行っています。
オセルタミビルとは?
オセルタミビルは、体内でインフルエンザウイルスが増えるのを抑えるお薬です。
インフルエンザを発症した方の「治療」だけでなく、
患者さんと接触した方の「発症予防」に使用されることがあります。
成人の場合、予防目的では通常、オセルタミビル75mgを1日1回、7〜10日間服用します。
(※治療で使う場合は1日2回服用するため、飲み方が異なります。)
大切なのは「接触後48時間以内」です
予防投与は、インフルエンザ患者さんと接触してから、できるだけ早く開始することが重要です。
お薬の説明書(添付文書)でも、接触後2日以内(48時間以内)に投与を開始することとされています。
そのため、
・「子どもが今日インフルエンザと診断された」
・「同居している家族がインフルエンザになった」
という場合には、お早めにご相談ください。
予防投与を行えば絶対に安心というわけではありません
オセルタミビルを服用しても、効果は100%ではなく、発症を完全に防げない場合もあります。
また、予防効果が期待できるのは基本的にお薬を服用している期間中です。
そのため、お薬の服用とあわせて、
以下の基本的な感染対策を続けることが大切です。
・こまめな手洗い
・十分な睡眠と栄養
・お部屋の換気
・可能な範囲での患者さんとの距離の確保
・インフルエンザワクチンの接種
※オセルタミビルの予防投与は、インフルエンザワクチンの代わりになるものではありません。
どんな人が予防投与を受けられますか?
インフルエンザ患者さんと同居している方や濃厚に接触した方について、
ご年齢、持病(基礎疾患)、接触状況などを確認したうえで、医師が予防投与が適しているかどうかを判断します。
特に、以下のようなインフルエンザが重症化しやすい方では、予防投与を検討することがあります。
・高齢の方
・慢性呼吸器疾患、心疾患、糖尿病などの持病がある方
一方、患者さんの状態や接触からの経過時間などによっては、予防投与をおすすめしない場合もあります。
費用・リスク・副作用について(自由診療)
インフルエンザの予防投与は、公的医療保険が適用されない自費診療(自由診療)となります。
・費用(税込): 診察料 + オセルタミビル薬剤費(7日分) 4,400円
・治療内容: オセルタミビル75mgの1日1回7日間の内服による発症予防
・主なリスク・副作用: 腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、頭痛、めまい、睡眠障害などが現れることがあります。
万が一、服用後に気になる症状が出た場合は服用を中止し、当院までご相談ください。
ご家族がインフルエンザになったら、早めにご相談ください
インフルエンザの予防投与は、患者さんと接触してからのスピードが大切です。
「家族がインフルエンザになったので、自分も心配」
「予防薬を飲んだ方がよいか相談したい」
という方は、できるだけ早めに当院へご相談ください。
いちはしメディカルクリニックでは、患者さんそれぞれの年齢や持病、生活状況などを丁寧にお聞きしながら、
予防投与が適切かどうかを判断いたします。