トイレのあと、便やトイレットペーパーに血がついていて、
「痔だろうから大丈夫」と思っていませんか?
また、健康診断で「便潜血陽性」と指摘されたものの、
症状がないためそのままにしている方もいらっしゃるかもしれません。
痔は血便の原因としてよくみられますが、大腸がんや大腸ポリープ、腸の炎症でも血便は起こります。
健診で便潜血陽性と言われたら
便潜血検査は、便の中に目では見えない微量の血液が混じっていないかを調べる検査です。
日本消化器がん検診学会では、痔の有無にかかわらず、
便潜血陽性の場合には精密検査を受けることが勧められています。
便潜血陽性となって精密検査を受けた方では、
約20~25人に1人で大腸がん、
約3人に1人で大腸ポリープ(将来がん化するリスクのあるポリープ)
が見つかるとされています。
また、2回の便検査のうち1回だけ陽性でも精密検査の対象です。
厚生労働省は精密検査として、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を推奨しています。
大腸カメラに抵抗がある場合には大腸CT(大腸バーチャル内視鏡)も
いちはしメディカルクリニックでは行うことが可能です。
大腸がんは珍しい病気ではありません
日本では、毎年およそ15万人が新たに大腸がんと診断されています。
大腸がんは決して珍しい病気ではなく、特に40歳代以降は年齢とともに増えていきます。
しかも、早期の大腸がんではほとんど症状がないこともあります。
鮮やかな赤い血なら痔?
痔では鮮やかな赤い血が出ることがあります。
しかし、直腸やS状結腸など肛門に近い大腸の病気でも赤い血が出ることがあります。
そのため、「赤い血だから痔」と決めつけることはできません。
こんなときは一度ご相談ください
・健診で便潜血陽性と言われ
・便やトイレットペーパーに血がついた
・血便を繰り返している
・最近、便秘や下痢が増えた
・便が細くなった
・貧血を指摘された
大切なのは、必要以上に怖がることではなく、
「痔だろう」「症状がないから大丈夫」と自己判断して放置しないことです。
健診で便潜血陽性を指摘された方や、血便が気になる方はお気軽にご相談ください。
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出典・参考情報
国立がん研究センター がん情報サービス
日本消化器がん検診学会
