「健康診断でピロリ菌を調べた方がよいと言われた」
「胃カメラを受けたら、ピロリ菌感染の疑いがあると言われた」 そんな経験はありませんか?
ピロリ菌は胃の粘膜に感染する細菌で、
長い間感染が続くと慢性胃炎や萎縮性胃炎(胃の粘膜が薄く痩せてしまった状態)、
胃・十二指腸潰瘍、さらには胃がんといった病気と深く関連することがわかっています。
■ ピロリ菌と胃がんの関係
ピロリ菌は、胃がんの発症における最も重要なリスク因子のひとつです。
研究報告により数値には幅がありますが、ピロリ菌に感染している方は、
感染していない方と比較して胃がんになるリスクが20〜30倍程度高いとする報告もあります。
そのため、ご自身がピロリ菌に感染しているかどうかを知り、
感染している場合には適切な検査と除菌治療を行うことが大切です。
■ ピロリ菌はどのくらいの人が感染している?
日本では、衛生環境の改善に伴い、若い世代ほどピロリ菌の感染率が大きく低下しています。
【年代別のピロリ菌感染率の目安】
・70歳代:約60%
・60歳代:約50%
・50歳代:約35%
・40歳代:約25%
・30歳代:約15%
・20歳代:約5〜10%
(※数値は各種統計・研究に基づく一般的な目安です。)
このように、若年層での感染は減っているものの、
どの年代であっても感染の可能性がゼロというわけではありません。
■ 胃カメラでピロリ菌はわかる?
胃カメラ(胃内視鏡検査)の画像でピロリ菌の姿そのものを直接見ることはできませんが、
感染によって引き起こされる「胃の粘膜の変化」をしっかりと確認できます。
胃粘膜の萎縮や赤み(発赤)などから感染を疑い、
必要に応じて以下の検査を組み合わせて確実な診断を行います。
・迅速ウレアーゼ試験(胃カメラ時に採取した組織を使う検査)
・便中抗原検査(便を採取して調べる検査)
・尿素呼気試験(専用の薬を飲み、吐き出した息を調べる検査)
■ ピロリ菌陽性なら「除菌治療」へ
検査でピロリ菌陽性と判定された場合は、
胃酸を抑えるお薬と、ピロリ菌を退治する抗菌薬を7日間服用する「除菌治療」を行います。
ただし、除菌治療を始める前には、必ず胃カメラで胃の内部を直接確認することが大切です。
ピロリ菌に感染している胃には、すでに胃潰瘍や初期の胃がんなどが隠れている場合があるためです。
なお、除菌薬を飲み終わった後は、一定期間(数ヶ月程度)をあけて、
ピロリ菌がしっかり消えたかどうかを確認する判定検査を行います。
■ 除菌後も定期的な胃カメラ検査が必要です
除菌治療に成功すると胃がんの発症リスクを大幅に下げることが期待できますが、
リスクが完全にゼロになるわけではありません。
特に、長年の感染によって粘膜の萎縮が進んでいる方の場合は、
除菌後も定期的に胃カメラ検査を受けることが強く勧められます。
「除菌が終わったから、もう胃カメラは受けなくていい」と自己判断せず、
医師のアドバイスのもとで定期的に経過を観察していきましょう。
■ 岐阜市で胃カメラ・ピロリ菌検査をご検討の方へ
いちはしメディカルクリニックでは、
胃カメラ検査をはじめ、ピロリ菌の検査や除菌治療に幅広く対応しております。
胃痛、胃もたれ、胸やけなどの症状がある方はもちろん、
・健診で「要再検査」「ピロリ菌検査推奨」と指摘された
・ピロリ菌に感染しているか一度詳しく調べたい
・過去に「萎縮性胃炎」と言われたことがある
・以前にピロリ菌の除菌治療を受けたことがある という方も、ぜひお気軽にご相談ください
ピロリ菌対策は「退治して終わり」ではなく、胃の状態を正しく把握し、
その後も定期的にお手入れ(検査)を続けていくことが大切です。
胃カメラのご予約について
▼ WEB予約が可能です [WEB予約はこちら]
▼ お電話でのご相談も可能です [058-214-7070]
※本記事で紹介している症状やリスク数値は一般的な目安であり、実際の状態には個人差があります。ネットの情報だけで判断せず、気になる症状や指摘事項がある場合は、お早めに医療機関を受診して医師にご相談ください。
